厨二病血液の妹【ハイキュー‼︎】

「ねえ黒尾さん」


そんなこんなで時は流れ昼休み。
教科書、ノートをしまっていた時だった。
名を呼ばれ振り向くと、見覚えのある顔があった。



「ちょっとついてきてくんない?」



ギリギリまで上にあげた短いスカート。
若干茶色に染められた髪の毛。
つけまつげに口紅と、見るからに校則違反である3人組の、リーダーらしき人がそう言う。


私は机の脇に掛かったお弁当を持って立ち上がった。



「それじゃあ、いこっか」



3人組は、くるりと私に背を向けて歩き出した。




____ニヤリ





その時、3人の口端がつり上がったのを私は見逃さなかった。