ナンパボーイズ



「ゆーちゃん?」

しかも今度は一瞬にして顔が真っ青だ。まるで幽霊でも見たように。

「どうしたの?」

固まったゆーちゃんの目線をたどってみると、その先に他校の制服姿の群れがあった。

髪の色はカラフルで、制服もかなりだらしなく着てるから、一目で不良ってわかる。

そんな10人くらいの団体が、ガヤガヤ騒ぎながらこちらに向かって歩いてくる。ゆーちゃんは、そのなかのひとりを凝視している。

「ゆーちゃん…?どうかしたの?知ってる人?」

私がもう一度訊ねたとき、不良たちもこちらに気づいたらしく、話をやめて寄ってきた。

「……!?」

そして私たち3人をぐるっと囲む。