ナンパボーイズ



けれど、私が虎くんと仲良くしたらヤキモチ(?)らしきことを言うし。実際、虎くんとケンカしたみたいだし。

(てことは、少しは私を好きなのかな…?)

とーたの整ったシャープな横顔をじっと見た。

ビジュアル系バンドのボーカルでもやってそうな美形。細いけど筋肉で締まった体。外見は尋常じゃなくカッコいい。

(これでせめて人並みに優しかったら…)

「だからこっち見んな!?」

「………ごめん!」

(やばいやばい。ついまたガン見しちゃったよ)

でも、一番分からないのは自分の気持ち。とーたといても、気を使うだけでちっとも楽しくないのに、離れられない。