怖くてどきどきする私とは逆に、雪は首をかきながら、何でもないって顔してる。
しかもキスをねだるような目…………。
「雪こそ意外とエ……やらしいよ」
(天井で二匹の野獣が暴れてるような状況で、甘々な気分になれないよ!)
でも雪はいっこうに気にしない。それどころか瞳を妖艶に輝かせてる。
「雨弓ちゃん。君はそのやらしい男の彼女になったんだから頑張りなさい」
(…………か、"彼女"!?)
初めて言ってもらえた"彼女"って言葉に一瞬、舞い上がったけど……、
「何をがんばればいいの?」
「これからオレがいっぱい色んなこと教えてあげる」

