気持ちが込み上げてきて、涙が滲んじゃった。
「泣かないで、雨弓ちゃん。学校で話しかけないのはね、……雨弓ちゃんが…………」
「私がなに…?」
雪の瞳がめずらしく泳いでる。
「人前で話しかけるのは気が引けて。雨弓ちゃんに悪い気がして。だってオレ評判悪いから」
「……え!?」
("ナンパボーイズ"って呼ばれてること気にしてたのかな?)
雪がそんな風に思っていたなんて。
「オレ自分じゃ"普通"だと思うけど、なぜか昔から学校で浮いちゃうんだ」
「ううん、"普通"じゃないよ雪は。……あ、いい意味で!魅力的っていうか」

