ナンパボーイズ



軽くいじけた顔になって、上目使いで私を見る。

(か……可愛い……。計算!?天然!?答えになってませんけど)

心臓が騒ぎだす。


私は雪に訊きたいことが山ほどある。それを確かめたくてここに来た。

雪はいつも手を繋いだり、当たり前のようにふたりで会うけど、それってどういう意味なんだろう。私をどう思っているんだろう……?

知りたい。
でも訊くのがこわい。


「どしたのそわそわして?トイレなら部屋でて右側」

「ちがうよっ!」

(いきなり切り出せない……よし、すこし様子みてから言おう…)

そう思って、2人で虎くんから貰ったシュークリームを食べた。

これをくれた子に悪い気もしたけど、食べ物に罪はない……と、言いきかせて。

「すっごく美味しいね。カスタードと生クリーム絶妙」

シュークリームを味わってると、横に座ってた雪の指が、私に伸びてきた。