ナンパボーイズ



「ど、どんな…って…」

"胸がきゅんと苦しくなって、堪らなく好きって思う匂い。走っていって、胸にとび込みたくなる匂い"

(……ダメ!そんなバカみたいなこと恥ずかしくて言えないって!!)

なのにそんな円らな瞳で、答えを待たないで欲しい。

熱くなった顔を思わず手で隠すと、雪はま、いっか」とそっけなくカバンを投げたした。

「ソファないからベットにでも座って。…ココアでも飲む?」

「う…ううん、おかまいなく!」

雪は落ち着いてるのに、私ばかりドキドキしてるみたいだ。

時々、雪って私の気持ちを知ってて、わざとドキドキさせてるんじゃないか…って疑っちゃう。

(……にしても、いきなりベットには座れなーーい!)