それでも慰めてるつもりなのか、(それとも単にバカにしてるのか、)虎は私をぎゅっと抱きしめ、頭をポンポンと撫でた。
「優香に彼氏ができるまで、オレがついててやるからさ。寂しくないぞ」
(………何それ?本当ちょーしいいんだから)
はぁーっとため息を吐いて、虎の肩に凭れたとき、ふとあることを思いついた。
「そうだ‼ね!?虎って百戦錬磨の達人じゃん?女を知り尽くしてるよね?」
「ん?」
「だから私がモテるように、プロデュースしてくれないかな!?ねっ♪」
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