「え、そうだったんですか!?」
それは初耳だ。思わずしえり先輩と雨弓先輩を見比べてしまった。
雨弓先輩は2年だからボクよりひとつ上。でも背が低くて、童顔だから同じ学年に見える。
奥二重のあっさりした純日本人的な顔で、可愛くないことはないけど、特に印象に残るタイプじゃない。しえり先輩とは似ても似つかない。
そんな失礼極まりなことを考えていると、優香先輩が話を続けた。
「だからね、今度の文化祭6人で見て回りたいなーって話してたの」
「6人…?」
(それって八尋先輩としえり先輩、とーた先輩と優香先輩、そして雪先輩と雨弓先輩の3カップルってこと?それで練り歩いたら、さぞかし目立つだろーな………あはは)
「3日目の後夜祭、すっごく楽しみ!那由多くんもまざらない?」
「ボク?いいよ、お邪魔虫だもん」
チラッとしえり先輩を見た。
「モテるのにどうして那由多くんは彼女作らないの?」

