ナンパボーイズ



さして興味のない顔で、先輩はながい睫毛をふせた。

いつも自分に絡んでくるボクを、知らないわけないのに、しえり先輩はいつも素っ気ない。

でも、このクールビューティーでつかみ所ない感じがまた魅力だったりする。

「今日、八尋先輩は?ケンカでもした?」

ボクは仔犬のように、シッポを振ってついてく。

「昨日から実家に行ってるよ。3日休むって」

「…え?そうなの?」

(そう言や、ゆうべ夕食のときいなかったかも。…あれ、これってチャンス?)