ナンパボーイズ



彼女の名前は双葉しえり。3年だからふたつ年上。

腰くらいまである絹糸のような髪と、赤ちゃんのように、透明な肌を持っている。

それに、こぼれ落ちそうなほど大きな瞳と、完璧な唇、鼻、耳、輪郭を兼ね備えた美しい人。

入学して3日目、初めて彼女を見たときは、あまりの美貌に見とれてしまって、しばらく動けなかった。

(天使が舞い降りた!)

そりゃもう、CGかと思ったくらいの別次元で。一瞬で恋に落ちたんだ。

誰とも付き合わない…って決心は、粉々に砕けた。

彼女だって、きっとボクを好きになる筈って、自信もあったんだ。

だって、ボクは誰からもモテたからっ!