ナンパボーイズ



「悪ィ、人違いだ。続けろ」

私の想像を裏付ける一言を口にして、とーたは立ち去ろうとした。もう、いつもの冷静なとーたに戻ってる。

「ちょっと待てよ?」

でもそれを、あわや殴られかけた虎が、ひき止めた。

「何それ?飛んできて邪魔して『続けろ』はないんじゃねーの?だいたい優香の気持ち、ちっとは考えろよ」

するととーたは肩ごしに、

「アソビ人がオレに説教してんじゃねーよ」

と、冷たく吐き捨て、さらにダメ押しの一言。

「オレの優香には手ェ出すなよ?髪の毛一本でも触ったらぶっ殺す」

「………!」

肩ごしにそう言い残し、去っていった。