ナンパボーイズ





*優香(ゆーちゃん)side*




一方、体育館の裏で私は虎と抱き合っていた。

自分でも、なんで寄りによって虎とこうなってるのか分からない。そんなつもりはなかったのに、磁石のようにくっついて離れられない。

虎の甘い言葉なんか、誰にでも言ってる常套句だと思っても、いまの私には滲みてしまった。

人生ではじめてのキス。

しかもこんな場所で、相手は学校一の遊び人だ。頭がぽーっと痺れて麻痺している。

だけど、虎の大きな手が、豊かとはいえないバストに伸びてきた時はさすがに我に返った。

「ちょっと」

「なに?」

「なにじゃない、そこは……ッ」