「なんで?誕生日でもクリスマスでもないのに…」
「付き合った記念。どういう意味か分かる?」
雪は指輪の嵌まった小指と小指を絡ませた。ちょうど指切りするように。
「2人がずっと一緒にいれるように、おまじないなの。左手の小指に、赤い宝石だから、赤い糸的な」
「………っ!」
少しはにかんだ顔でそう言った雪。私の体温はカァッと急上昇して真っ赤になった。
(そ、そんな…恥ずかしいこと至近距離で言われたら……のぼせるっ!)
「ゆ…雪って意外とロマンチスト」
「嬉しい?」
「嬉しいよ!すっごく嬉しい!ありがと雪」
首にオデコをぴたっと寄せると、雪は髪を撫でてくれた。
「いい子いい子。じゃあちゅうしよ?」

