詩織side

私は今まで歌奈斗以外に心を開いてこなかった。

人を信じる事が怖かったから。

唯一無二の親友、歌奈斗。


あの子がいたから、今の私がいる。
そう言っても過言ではないかも。

「詩織ー?帰ろー‼」
「いいよ!」
私は帰る支度をした。