***** 「お疲れ様でしたー」 21時。 ラストまで残った従業員と共に店の戸締りをした後、挨拶をして帰路に着く。 今日はお客さん少なかったし、比較的楽な日だったなぁ。 それにあの佐伯がいなかったから心的ストレスがあまりなかったし。 「………」 佐伯が来なかったことによる開放感が余りにも大きいことを身を持って改めて知り、少し表情が緩む。 やっぱり、奴に気があるとかそんなことないよね!! 気がある人にこんなこと思わないもん!!