「離しなよ」 酷く冷めきった声が男達2人に浴びせられる。 この声は…… 「……佐伯」 そこには先ほど私を無視してお姉さんとどこかへ行った佐伯の姿があった。 「チッ。さっき無視してたじゃねぇか」 「行こう行こう。興ざめだ」 佐伯の姿を見て男達は呆れたように笑うと私から手を離しどこかへ行ってしまった。 「ありがとう、佐伯」 俯きなぎらも佐伯にお礼を言う。 やっと、会えた。