「何言ってんのー?犯罪なのはそっちじゃん?」
天使な見た目の悪魔が笑う。
その表現が今の佐伯に1番しっくりくるだろう。
愛らしく微笑むその目は笑っていないし、まとう空気からしてその空気は見たことのないほどおどろおどろしい。
その一言だけで怒っていることが簡単に伝わってきた。
「警察には通報済みだよ。犯罪者さん?俺のメイドさんを返してもらおうか」
コツン、コツンとゆっくりと佐伯がこちらに近づく。
「けっ、警察……っ!!クソッ」
「こっ、これ以上近づくなっ!!ののかちゃんがどうなってもいいのか!!?」
太った男も出っ歯男も佐伯の言葉を聞いて動揺を隠せない様子で近づいてくる佐伯に怒鳴る。
そして……



