佐伯はいつも私のそばにいた。
私が先日のことで怒っていても離れようとは全くしなかった。
アイツはアイツで私を守ろうとしてくれていたのだ。
………にわかに信じ難い話だが。
ま、守る気持ち半分、嫌がらせ半分だろう。
いや、嫌がらせの配分はやっぱり4分の3だ。
「さぁ、お話はここまでにしてこれからいいこといっぱいしよーね?」
頭の中を整理している私に今度は太った男がニタニタと気持ち悪い笑みを浮べつつ、私との距離を縮める。
やばい。
この状況はやばいぞ。
佐伯の今までの行動意味がわかった所で今ピンチなのは変えようのない事実。



