「監禁……だよ、ののかちゃん」
「ずっとずーっと狙ってたんだよ?」
太った男と出っ歯男が私の疑問にニヤニヤと楽しそうに答える。
監禁は状況を見ればわかる。
だけどずっと私を狙ってた?
そんな気配微塵も感じなかったし、見られていればたいたい気づくはずなんだけど。
今での出来事を振り返ってもそれらしき行動をしていた人物に心当たりがない。
まさか……
「彼氏か知らないけど、ずっと守られていたからなかなか誘拐できなかったんだ」
「………」
やっぱり。
出っ歯男の饒舌な説明を耳にして、疑いが確信に変わる。



