「………遅い」 本日何度目の〝遅い〟だろう。 あまり考えたくないが、この帰りの遅さは最悪の事態を想定せざるを得ない。 嫌な予感を感じながらも、とあるアプリを開く。 それは会長は知らないであろうGPS信号をキャッチするアプリ。 もちろん、GPSを付けられているのは会長だ。 バレないように前々から制服に仕込んでおいた奴である。 ………コイツを使う日が来るとはね。