「え?」


星麗那は上を見上げる



頭上には錆びて、ボロボロになった看板が降って来ていた


「星麗那っ…!!?」


また目の前で人が死ぬのか…!!?


また



大切な人を巻き込むのか?


気がつけば自分は、星麗那の上に覆いかぶさっていた


もう…失いたくない!!



ガツッ…!!!!!


脳が割れるかと思うほどの衝撃



くらっと目の前が180度回転して、視界がぼやけてくる


俺はそのまま意識を失った