アンティークドール





『弱いわ』


その言葉で拒絶され、バッとアンティークドールから離れる



『そんな私に縋るなんて…』


俺は見上げる



お得意の、無表情をしているだろうと思っていたが違った



苦笑していた


『満君、私は人形だから。不幸を呼ぶ』



アンティークドールは、まるで自分に言い聞かせるように言う


『そう…人形だから』



最後にアンティークドールは言葉と一緒に何かを吐き捨てるように言った