アンティークドール




『満君』


ただ、そんな無の闇の空間に凛とした声を響かせた人がいた


これは…アンティークドール…?


俺は虚ろとなった瞳で声を追う


『今さらよ。そんな感情は捨ててしまいなさい。今は必要ないわ』



今…は?


『私は、そんな弱い人間にチョコレートを渡したくないわ』


アンティークドールの挑発的な発言にはっと我にかえる


目を見開くと、目の前には慌てている星麗那が目に入った