アンティークドール




「雪姫さんって…つ…強いんだね」


俺はびっくりしながら言った


「ふふ、力はつけて損はないわ。自己防衛は身体を守るために大切だもの」


唇に指を当て、つぅ…っとなぞった



「さ…早く作業を始めましょう、満君。文化祭は大切なものだものね」


「あ…うん」



周りにいる人達は、雪が溶けるように去って行き、さっきまでの驚きの声が響き渡る空間は消え去っていた



数分後、絵の作業は終り、星麗那たちの裁縫班を手伝う事になった



「おーい満?どうしたの?」


星麗那が目の前で手をブンブンふりながら首をかしげていた



「別になんでもないよ」

「そう?なんだかやけにボーッとしてたみたいだけど」


そう言って俺のおでこをペタッと触った


ヒヤッと冷たい感触がする



「あーっ!満やっぱり熱があるわよ、今は風邪がはやりだからね」



星麗那が言った