「ねぇ、龍ってさ、好きな人とかいないの?。」


私は少しの好奇心で聞いた。


「いるけど、いきなりどうしたんだよ。」
龍は少し照れ気味で私に向かってそういった。


誰だろうと思うもやもやしたきもちを抑えて私
答えた。



「ふーん。私もいるよ」(龍の事だよ。好きな人って、誰なんだろ)


今日はやけにきまづくなってしまった。話をしているうちに家が見えてきた。


「じゃあ、またあとで!好きな人、応援するよ!」

どこがでズキンと痛む気持ちを抑えた。


「お、おう!お前もがんばれよ!」


そういい、私は家に帰る龍の背中を見送った。