幽霊探偵

「おや。私を殺すのかぁ」と黒い九本の尻尾を持つ猫がしゃべる

「ね、猫ちゃんがしゃべった」と七瀬がびっくりする

「うるさい女ねぇ。私の名前は、夜(くろ)よよく覚えてなさい。まあ、どうせここで殺すけどねぇ」と夜がしゃべる

「もう、6段開も開いたのかぁ」と衛都が夜を見る

「段開ってなんですかぁ?」と七瀬が言う

「段開っと言うのはですねぇ動物の段開で言うと6段開で言葉をしゃべり10段開で人間の形に変化します。」と衛都がカバンから紙を取り出す

何匹もの猫が栄二を襲う
「バカな猫がぁ」と手に持っていた槍を振り回した。
「ニャ~」と槍に当たると猫がどんどんと成仏する
「なるほど、その槍に当たったら成仏するのねぇでもそれは雑魚だけ」と夜が笑う

「お前たちは、離れてなさい。ここからは私が相手するからもう、一匹を殺りなさい」と夜が言う

「ふん、どうするだぁ」と栄二が言うと槍を向ける。

「じゃあ私が少し本気になればいいだけだぁ」と九本の尻尾が一本にまとまって小さな猫の形が人間の型に変化する

「えぇ、十段開になった」と衛都がびっくりした。
栄二と夜が睨み合ったまま居る。

「これでアンタは死ぬクククッ」と夜が笑う