幽霊探偵

「安心しろ。アイツらは真剣勝負の時には罠を仕掛けない。昔はなぁ」と栄二が言う

「そうなの?」と衛都が心配そうに言う

「そう言う事だぁ」と栄二が衛都に言う

「待ってよ。一応私が先に見て来るわよ」と日美香が栄二の前に堂々と立つ

「ふん、勝手にしろ」と栄二が言って自分の椅子に座る

「栄二、今日は変だよ」と衛都が言う

「はぁ、いつもと同じじゃないかぁ」とタバコに火を付ける

「うん。栄二は怒ると思うけど、なんか怖がってるように思うだ」と衛都が苦笑いをする


「ふん、そうかもしれないなぁ」と栄二がタバコを灰皿に押し消す

「えぇそうなの?」と日美香がびっくりする

「何があるの?過去に」と衛都が心配そうに言う

「あぁ、昔に「連続放火傀儡殺人事件」があっただろう」と栄二が衛都に言う

「うん。それがどうしたの」と衛都が言う