今日は三連休の最終日だったので、一応親に顔を出しておこうと思い、朝から親のもとへ行っていた。
最近のこちらの様子を話していたのだが、どこでどう間違えたのか……
話題はなぜかテストへと流れていった。
「そういえば、テストはいつあるの?」
なんて母親に聞かれたから
「……明日」
と正直に答えるアース。
「明日!?なんでもっと早く言わないの??」
と少し怒り気味で言う母親に
「別に……言う必要がなかったから」
とアースは焦る気持ちを隠すために冷静な態度をとる。
そんな息子にいらだちを覚えた母親は……
「別にじゃないでしょう!!あんたはいつもビリに近いんだからね!!しっかり勉強しているの??いいえ、あなたは勉強したら1位くらい簡単にとれるのでしょうね!!お父さんに恥をかかせるつもりなの!?明日のテストで1位をとらなくちゃ、あなたのわがままなんて聞きません。学校をやめて、お父さんの仕事を手伝いながら勉強してもらいます。あなたはお父さんの大切な跡継ぎなんですからね!!もうそろそろそっちの勉強を本格的にやらなくてはいけません。」
実にかろやかに一気にまくし立てた。
「はぁ!?なんだよそれ。俺、学校やめねぇし!!それにこんなにいきなり言われても困るんだけど!!」
アースは不機嫌そうに言い返す。
しかし母親に勝てる者はいない……

