暗闇の果てに


いつも通りの放課後。

ただ、背中に感じる金属特有の重さとひんやりとした冷たさだけがアースの心を奮いたたせていた。





これからマンヌに稽古をつけてもらうと思うと、緊張もするが何よりワクワクして、一人にやつく。






目の前に見えた見慣れた家の屋根が見え、さらに足早に歩く。

角を曲がり、目の前のドアへと手を伸ばす。