「毎日のように来て何の目的があってのことだ?」

アースは数秒間何かを考えるように目を細め、それから口角をゆっくり上げて、まるで悪戯をしたあとの子供のような笑みを浮かべた。


「言ったら俺に協力してくれるの?」


「さあてね、内容がわからなくては協力しようにもできないな」


「まだだよ………」

何に対してのまだなのかわからないがアースの表情を見て、なんとなか聴いてはいけない気がした。


無表情のような、それでいて悲しそうで。
固く決心したような横顔。





マンヌは大袈裟にため息をつくと目を閉じた。





少年が自ら何かを明かすときがくるだろう………
それまで待ってやるか。