暗闇の果てに


ガラッとドアが開き、アースのクラスの担任の先生が入ってきた。



挨拶を交わし、出席をとる。
生徒が一人一人返事をしていくなか、アースは窓の外を眺め、考え事をしていた。






最近、なんだか睨まれてる気がする。………いや、あれは完全に思いっきり睨まれてるな。


斜め後ろからひしひしと視線を感じる。

いつも主席をとっているルイスだ。





アースは視線の感じる方をちらりと見やると、ふぅとため息をつく。




やっぱり原因はあれだな、俺が今回のテストで主席をとったから。

なんだか、最近ため息ばかりだ。







「アース!」

「うわ!!はい!」




周りがクスクス笑う。