デイシスにちょっかいを出されていたせいで学校に遅れそうになったが、なんとかチャイムが鳴る前に教室にたどり着けたアース。
はぁ、と朝から深いため息をついて席に着いた。
ねぇねぇと隣から掛けられる声に気付き、顔を向ける。
最近、仲良くなったアリーだ。
「よかったね、間に合って。」
「あ……あぁ。」
なぜ遅刻しそうになったことを知っているのだと首を傾げるアースに、ふふふと可愛らしい笑みをこぼしたかと思いきや………
「朝から男同士で何やってるんだか〜」
「っ!あれは違う!!」
朝のデイシスのちょっかいを見られていたとは迂濶だった。
当分はこのネタでからかわれると思うと朝からぐったりと疲れるのだった。

