笑顔で元気よくアルデルトへ帰るため、駆けていったアースを見送り二人は顔を見合せて優しく微笑んだ。 「昔のあなたにそっくりね、あの何でも自分でやりたがって後先考えずに飛び出していくとことか……」 「じゃあ意志が強く、我が道を貫く性格は君似かな?」 「見守ってあげようじゃないか、我々の息子の成長を……」 「ええ」 二人はいつまでも窓から見える景色を眺めていた。