私は敦くんの横に立ち、チョークを手に取った。 チョークの粉っぽさが嫌い。この何とも言えない感触が大っ嫌い。 だから、それも助かって。 さっきまでの愚かな私、そんな私に対する怒り、憎しみ、そして、隣にいる敦くんへの心の中での決別を込めて。 書き殴った。