私は敦くんに抱き着きたい衝動に駆られた。



しかし、グッと抑えて、まずすべき事。



私が真っ先にすべき事をした。



「……神様。ありがとうございます。」



そう呟いた私を敦くんは怪訝そうな目で見た。



当然だ。バカげている。



でも、これで私は敦くんのことを100%信頼できる。



少なくともこの事実だけは、バカげているとは思えない。