劇団「自作自演」






私は、打ち合わせ通り、18:00に教室へ行き、教卓の下にしゃがみ込むようにして身を潜めた。



教室で唯一隠れられるスペースはここしかないのだ。



敦くんは、その間屋上で待機していて、用務員さんが居なくなったタイミングを見計らい、この教室で落ち合うことになっている。



屋上の施錠は行わない。



そして、教室のカギは、内側からなら開けられるし、閉められる。



後は、仕事をこなし、朝、用務員さんが来る前に敦くんが屋上に待機。私はまた教卓の下に隠れる。



まさに完璧な計画だった。