劇団「自作自演」






敦くんは私がコンビニから帰ってきた10分後に起きてきた。



「……っ、寒ぃ。」



私は、冷めてしまわないように、セーターの中、お腹の上で温めておいた缶コーヒーを敦くんに渡した。



「ああ、悪ぃ。香澄さん。」



寝起きは良くないようで、目がトロンとしていて、夜中、トイレに起きてきた父さんのようだった。



それすらも、愛おしく感じる私は、どうかしてしまったのだろうか。