「どうしたの? 行かないの?」 「行くさ。いや、香澄さん。アンタが親切なら、弁当と飲み物をテキトーに買ってきてくれてもいい。金はもちろん出す。」 「だったらどうして?」 私はそう言って気付いた。自分が今置かれている状況。そして、それを敦くんは当事者でもないのにすんでのところで察知したことを。