クラスが一瞬にして絶対零度。 しゃがれた声がスタンドマイクから発せられたのかと思うほど響き渡った。 冷たく、広範囲に。 そして、そんな汚い言葉を浴びせられた私とそれを言い放った敦くん以外に動揺が走ったことだろう。 「このクラスに何かが起こる。」 まるでそれは、P波のように。