嘘が得意だから、私の役割、「いじめられっ子を演じる」ことは、向いていると思う。



おそらく敦くんも気付いていたに違いない。



敦くんは、私が嘘をつくのが実に上手いことを直感的に感じ取ったのではないだろうか。



だから、あのルーズリーフの箇条書きを書いているのを見た時、「こいつは使える。」そう感じたのではないだろうか。



「こいつでしばらく遊べる。」といった風な感じで。