「で、でも、それだけで私だって断定するのは、無理じゃない? 黒板の『坂本香澄』の文字と、私が例えば、ノートとかに書いた『坂本香澄』の文字とを見比べていたら話は別だけど。」
「そう。だから、確かめたの。こうやって、屋上に呼び出して、ランチしてね。カマをかけるって言うのかしら? アナタは私に3秒間を使って教えてくれた。」
「……ご明察。」
そう心の中で呟いた。
そして、私はこの女、北條すみれを必ずしも殺さなければならないと思った。
文字通り「必殺」。
秘密を知ってしまった以上、何かやらかす前に、このクソアマを殺さなければ……。
私は、私たちは、終わってしまう。
クラスをぶっ壊すというシナリオ自体がぶっ壊れてしまう。
「……それで、それを知った北條さんはどうするつもりなの?」
……問題はどうやってこのアマを突き落とすか、だ。



