その「いつ?」は、昼休みのことだった。思ってたよりも随分と早かった。
ブラックボード作戦成功以来、誰も私に寄ってこない、話してこないで、まるで「2001年宇宙の旅」に出てくるモノリスのような気分になった。
そんな私、モノリスに初めて触ったのは、気の毒そうな目の中に紛れていたもう2つの目の持ち主だった。
話しかけられるまで忘れていた。もう2つの目。
席に座って、顎をもたげて、まるでこの「自作自演」という名の茶番劇を見透かしていて、そのトリックの陳腐さに退屈しているかのような目。
つまらない映画を観ているような目。
その目の持ち主は、昼休みに私を屋上へ誘い出した。
「いい天気だし、一緒にランチでもどう?」と。



