「オレと同じようなもんだな。」 敦くんは、万年床に仰向けで寝そべった。 「ただ、それだとアイツを入れた3人が平等の立ち位置にいることになる。サッカーで言えば、距離が遠ければ遠いほど、パスの正確性は欠ける。ただ、近すぎてもミスする可能性も出てくる。ある程度。ある程度の距離は保っておく必要がある。」 「私たちの距離は遠いの? 近いの?」 そう訊いてしまったと思った。 「この状況でそれを訊くか?」 敦くんは、遠いと感じているから、私を呼んだのだ。