僕は自分に課した目標をバカ真面目に守った。 有名な小説は、片っ端から読み、何かに取り憑かれたように勉学に励み、毎朝5キロ走り、誰かしらに話しかけ、その日の出来事を日記に書く。 毎日続けることで、その日進んだ1歩が彼女へと少しずつ近づいているような気がしたのだ。 そして、その努力は1年生の学年末テストから表れ始める。 初めて学年で10位以内の成績を取ったのだ。 その時の順位が8位。しかし、彼女は3位だった。 それが尚一層僕を駆り立てた。燃えさせた。 届く。彼女に手が届く。そう確信した。