「……正気なのか?」
「少なくともふざけちゃいねえ。ここにいるアンタの愛してやまない香澄さんは、あのクラスをぶっ壊したいと思っている。オレもだ。アンタが舐めて磨いてきたあの絢爛豪華で異常なクラスをな。」
「……異常とは心外だ。」
青山くんは抗議した。
「しかし、創設者を仲間に付ければ、壊すのも簡単だ。アンタみたいに頭のキレる超人気二枚目俳優がな。」
そして、敦くんは馴れ馴れしく青山くんの肩を抱いた。
「考えてもみろ? 惚れた女のためなら例え火の中水の中っていうのが男ってもんじゃねえか?」
そう言って、敦くんは私に目配せをしてきた。
私は青山くんに近づいた。



