そんな青山くんなら、クラスのいじめが起きないように陰で働きかけるなんてことは、可能だろう。
いじめっ子やいじめられっ子を探し出せなかったのは、彼がクローバーを植えたからだ。
三つ葉のクローバーの山から四つ葉のクローバーを見つけることは難しい。
敦くんが感情的になりやすいことを知っていたのも納得できる。彼はクラス全員の性格から何まで知り尽くしているのだろう。
「こいつはいじめられ体質だから、気を付けなければならない。」
「こいつはいじめっ子の素質があるから、脅しをかけておいた方がいい。」
そうして、いとも簡単に模範的なクラスを作り上げたのだ。
凄いことだけど、青山くんにとっては、容易いことなのだろう。
それが青山くんに与えられた「神様からのギフト」なのだ。



