「屋上は本来、立ち入り禁止になっている。しかし、キミたちはここにいる。だから、僕はそんなキミたちを『元!』生徒会長の権限で、注意しに来たんだ。」
それから今度は敦くんの方を見て、
「それから、盗聴自体は、罪に問われない。問われるとすれば、住居侵入罪だ。しかし、僕は学校に許可を取っている。『屋上に出入りする生徒がチラホラ見受けられます。学校としても由々しき問題ではないでしょうか? ここは一つ、盗聴器を仕掛け、僕が犯人を探し出し、それとなく注意を促しましょう。』という名目でね。」
こればかりは、先生も承諾をせざるを得ない。何かあってからでは遅いし、生徒間での解決となれば、問題が起こっても、責任転換が出来ると考えたのだろう。
「じゃあ……。」敦くんはすっかり意気消沈していた。
「どうしてオレたちだってわかったんだ?」



