「クールにいこう。冷静って意味のクールだ。今、現時点であの教室に欠けてるものはなんだと思う?」 「さあ? 花とか、いじめとか、そういうのじゃない?」 私は敦くんに頭を叩かれた。 「そうじゃねえ。今あの教室に無いもの。存在しないもの。それは、オレたちだ。」 「まあ、確かに。ここ、屋上だし……。」 そこで私は気づいた。