「おまえ“げっ”はないだろ~?先輩に向かって」 「ゴメンね~今交代するからね―」 下にいる子供達にそう言うと、私は滑り台から降りた。 「お―い、無視かよっ?」 滑り台を降りると、睨み顔で私を見ていた勇斗に私は口を開く。 「どうもすみませんでした~せ・ん・ぱ・いっ」 「おまえなぁ~またそれかよっ?」 「うるさいわねっ、ちゃんと先輩って言ったんだからいいでしょ」 そう言うと私は、公園の出口に向かって歩き出した。